世界各国の音楽を発掘・収集するユニットSoi48が、微笑みの国=タイの表と裏を見せてくれる連載「微笑みの裏側」第4回です。新興住宅街にあるスティサン駅から見えるタイ人らしく、そして羨ましくもある豊かな食の環境について書いてくれています。そして、再度訪れた空族の『バンコクナイツ』撮影地でもあるタニヤで、stillichimiyaのメンバーたちと味わった驚きの日本風中華料理店から考えることなど。

スティサン駅



文・写真=Soi48


 MRTスティサン駅。地主の名前から取られたこの駅を降りるとタイに来たなと感じる。スクンビット通りから北上した現国王であるラーマ9世陛下の在位25周年を記念して設営された道路、ラッチャダーピセーク通り沿いにある駅である。まだBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)が無い80年代にバンコクに遊びに来ていた旅行者にとって、現在はオフィスビルからショッピング・モールが立ち並んでいるスクンビット通りですら田舎であったらしい。それより後に開発エリアであるラッチャダーピセーク通り周辺は、比較的新しいエリアである。旧市街、チャオプラヤー川から離れているために生粋のバンコクっ子から見れば野暮ったさを感じる場所とも言える。チャオプラヤー川沿いの旧市街、古いチャイナタウンではなく、Soi48が趣の無い新興住宅地で感じるタイとは何か?それはリアルな生活である。



この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。