映画監督の三宅唱さんがiPhoneを使って日々撮り続けている映像日記「無言日記」第22回目をお届けします。地元・札幌での『THE COCKPIT』爆音上映も含め多くの上映イベントに参加された1ヶ月のようです。アニメーションそしてダンスに何かしら触発された作品もいつか見れるのかもしれません。
3月18日(金)渋谷ユーロライブにて本連載を再編集してまとめた『無言日記2014』『無言日記2015』を上映します!各66分で綴られる1年をお楽しみください。






映像・文=三宅唱


いろいろあったので記録しておく。長い。

1月下旬、三浦哲哉さんからお誘いを受けて青山学院大学の学生たち向けに1日だけの映画演出体験授業みたいなことをやった。事前に1シーンだけのシナリオを配り、それをグループに分かれて撮ってもらった。どれもまるで別のかたちで生き生きした場を演出していて、面白かった。はじめて演出してみたことで、その後映画の見え方が変わってくれたら嬉しいと思った。

1月末、札幌での爆音上映に行った。前日、樋口さんから「メニエールかひどい。もし行けなくなったら、三宅かわりに調整できる?」と留守電が入っていた。自分が爆音調整をすることを一瞬シミュレートしてみたが、すぐに、絶対やりたくないしおれがやっちゃダメ、と思った。樋口さんはその日のうちになんとか無事に札幌に辿り着いた。翌日、新千歳から札幌の劇場まで直行すると、樋口さんはちょうど『地獄の黙示録』の調整をしていた。その様子をうしろで見聞きしながら、これは樋口さんだからこそできるものだよ、とやっぱり思った。でも、一度はやってみたりすると面白いのだろうか? 樋口さんは飽きたりしたことがあるんだろうか? その夜、『THE COCKPIT』の上映。予想よりはるかに多くの方がきてくれたことにほっとした。来ていた親父は「全員おれが仕込んだサクラだからな」と言っていたが。小野さんはじめスタッフの皆さんほんとにありがとうございました。

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