これまで数多くのポーランド映画の配給・宣伝に携わってきた映画宣伝パブリシスト・小倉聖子さんによるポーランド滞在記の後編をお届けします。サマースクールに通ったワルシャワでの生活やカトヴィッツェで行われた音楽フェスティバルの様子を書いてもらった前編に続き、後編ではワルシャワとクラクフの美術館や、陶器の街・ボレスワビエッツ、湖水地方のマズーリ、そしてアウシュヴィッツを訪れた際のことなどを紹介してくれます。




文・写真=VALERIA 小倉聖子


 前回は、ポーランドでの夏フェスまでの前半戦を紹介しました。後半と言っても全部は紹介できませんが一部紹介します。

 フェスから帰ってきたらワルシャワは36度と暑い日が続いており、家には冷房が完備されていないので色んな冷房完備されている場所へ逃げる毎日を過ごしている中、すごく私に適した場所を発見しました。それは、ワルシャワ大学の図書館の公園で行われている夜の屋外シアターでした。夜は家にいるだけで汗が止まらず外で、しかも公園の中で映画を見ていると寒いくらいでした。何回か足を運び、アウシュヴィッツに行く前に『愛を読むひと』を見た思い出は忘れられません。この上映会は、夏休みということもあり、大学と市、そして映画協会が協力して成り立っている無料上映会で、休みで暇でお金がない学生にはぴったりの企画で毎回200人以上の来場で盛り上がっていました。



この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。