今週の映画川は来週公開の『セッション』(デイミアン・チャゼル監督)を取り上げます。名門音楽学校に入学した若きジャズドラマーと有名な指揮者である音楽教師の"師弟関係”を描き、サンダンス映画祭グランプリを始め数々の映画賞を受賞したこの作品。教師役を演じたJ・K・シモンズが米アカデミー賞の助演男優賞を獲得したことから、まずその鬼教師ぶりが話題になりがちですが、主役のジャズドラマーを演じるマイルズ・テラーのことを忘れてはいけません。デビュー作『ラビット・ホラー』から彼に注目していたという降矢聡さんが、マイルズ・テラーという俳優の存在を通してこの作品を見事に捉えてくれています。
2018年12月号
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