ヒスロムの毎月の活動をテキストと映像で綴る「ヒスロム日記」も半年が経ち、第7回目となりました。いつもの活動の場では、鉄柱を這う不思議な文様、滝つぼの小さなカニ、開発を映し出す道路のミラー、刈り取られた草などを見つけヒスロムならではの視点で体得してゆきます。また先月後半からはYCAMでの柴田剛監督の新作撮影に参加。「今月の鳩」では任・ヒスロム鳩舎に驚きの結果が!!!
11/23にヒスロムが参加する「パレ・ド・キョート」でも鳩が見れるようです。




文・記録=ヒスロム




10月4日(晴れ)

空を見上げると雲が波打つように、うにゃうにゃと辺り一面を覆っている。雲と雲の隙間から空の青色がのぞく。こんな空の日には何かが起きるんじゃないかと思ってそわそわする。けれど心地よい風が吹くので、ついつい寝転がってぼーっと空を見ている。

川の下流、大きな門にはナゾの模様が記されている。それも茶色い鉄柱の、緑色をしたコケかカビが付着した、ごく一部とその周辺だけ。うわ!見てやコレ!思わず声が出る。前回来たときは気づかなかったナゾの模様。電動工具で削った跡のようにも見える。でも明らかに人が描いたもんじゃない。ナメクジか。ナメクジが緑色のやつを食べ歩きした跡なのか。クモか。クモが巣から降りて、獲物を探し歩き回った跡なのか。とにかく得体の知れない生き物が鉄をかじって歩いた跡なのか。顔を近づけて細かく見てみると、くねくね模様のひとつひとつに、まつ毛のような模様がついている。何だこれは?カマキリ虫はちょろちょろと流れ落ちる水を頭から浴びたまま、動かずに突っ立ってる。同じ場所へ何度も行くうちに、今まで気づかなかったことを見つけてはおどろく。これは気づかなかっただけなのか、それとも新しく作られたのか。


この記事は登録読者だけが閲覧可能な内容を含みます。続きを読むにはPublishers IDによる読者登録が必要です。