世界各国の音楽を発掘・収集するユニットSoi48が、微笑みの国=タイの表と裏を見せてくれる連載「微笑みの裏側」第3回です。今回は夜遊びスポットが集まるバンコクのMRTタイランド・カルチャー・センター駅を紹介してくれています。ショッピングモールにあるシネコンではイサーン地方の映画なども上映され、どこかタイらしい緩さも味わえる映画館のようです。また、先月空族の『バンコクナイツ』の撮影のためタイの人間国宝アンカナーン・クンチャイさんの撮影シーンに立ち合った様子も。

タイランド・カルチャー・センター駅



文・写真=Soi48


 MRTタイランド・カルチャー・センター駅。今回はこの駅を紹介したい。この駅周辺に何があるか?駅名にもなっている伝統芸能や映画、演劇などが観られるタイランド・カルチャー・センター、オフィスビル、ショッピングモール、ディスコ、ナイトクラブなどの夜遊び施設、中国大使館、ピンクのネオンが眩しい風俗店など様々な顔が垣間見られる。ラインナップは見ればわかるように、昼はオフィス街、夜はタイ人の遊び場所として賑わうエリアでMRTと平行しているラチャダーピセーク通りはよく渋滞する。平日の夕方以降、特に週末の夜は最悪でタクシーの運転手も行きたがらない。
 地下鉄が走っているのに何故渋滞するのか?帰宅で郊外の家に帰る人、クラブに行く人、そしてラチャダーピセーク通りの東南にあるバンコク最大のクラブ通りRCAに行く人で渋滞がおこる。それには日本と異なるクラブ文化が関係している。バンコクにあるタイ人が集まるクラブはフロアにテーブルがあり、そこで飲食しながら踊る。つまりエントランス料が無く、酒代で儲けているのだ。逆に、カオサン、スクムビットなどの外国人が集まるクラブは東京と変わらない。こういった背景にはタイでの広告事情も影響している。酒とタバコの広告は日本より厳しく規制されており、露出する場所が無い。そこで大量に余った広告費をクラブやフェスティバルに投入する。その例がサッカーチームのスポンサーである。シンハー、チャーンと言ったタイの大手ビール会社がヨーロッパのトップ・サッカー・チームのメイン・スポンサーになるのはこういった事情と販売戦略がある。

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