世界各国の音楽を発掘・収集するユニットSoi48が、微笑みの国=タイの表と裏を見せてくれる連載「微笑みの裏側」第6回です。今回もまたディープなエリア・フワイクワーン駅周辺について。観光客向けの風俗街でも地元タイ人のベッドタウンでもあるこの街はタイならではの雑多な魅力に溢れているようです。また、地元の人になくてはならないナイトマーケットが危機的状況にもあることをそのバックグラウンドともに紹介してくれています。

フワイクワーン駅



文・写真=Soi48


 年に何回もタイに行っていると、タイ旅行前の友人に「バンコク行ったらどのような所に行くの?オススメ・スポットは?」とよく尋ねられる。観光地巡りをほとんどしないでレコードやカセット、ガラクタを探す僕らのスタイルは、完全趣味の世界。初めてタイを旅行する人はもちろん相当な音楽好きでないとリピーターでもあまりオススメできない。最近はタイ音楽のアーティストのインタビューや資料探し、そして音楽ライセンスを取得しにイサーンを訪れている為、バンコクの気のきいた場所が全く思い浮かばない。そんな僕らがバンコクに滞在すると毎回訪れている場所が今回紹介するフワイクワーンである。だから正直に「観光地の近くではないし、何も無いけどフワイクワーンがお勧めですよ。地下鉄で行けるし庶民の生活が垣間見られるから。お土産物ばかり売っている観光地化された市場と違い、"これぞタイ"が味わえます」と説明する。フワイクワーンはアソークからラッチャダーピセークを北上したMRT路線沿いにある場所だ。勧めて行った人と行かなかった人の割合は半々くらい。行った人は結構な確率で面白かったと話してくれる場所である。

クリスマスのフワイクワーンにはサンタが溢れる

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