
空族+スタジオ石+YCAM バンコクナイツ展『潜行一千里』展示の仕込み最終段階での一枚。
音響の山﨑巌さんの指示でスピーカー位置調整
音響の山﨑巌さんの指示でスピーカー位置調整
2016.9.24『バンコクナイツ』デイ
文=杉原永純
8月末のYCAM爆音の記憶がすでに遠い。爆音終わり次第、バンコクナイツ展『潜行一千里』滞在制作に着手しつつ、空族・富田監督、スタジオ石・向山正洋(MMM)さんと入れ替わりで東京へ。
9/10(土)にはPFF(ぴあフィルムフェスティバル)オープニング上映として、『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』東京初お披露目立会い。


9/17(土)の2回目の上映を含め、150人程度見てくれたか。動員は良かったとは言えないが、『ギ・あいうえおス』らしい低空飛行な滑り出し。しかし見終わってからの反応は上々。トークのお相手に山下敦弘監督を指名できて本当に良かった。
トーク中、山下監督から「だから何?って言ったら負けな不思議な映画」という名言が飛び出した。ひとことで「ギ・あいうえおス」の芯を捉えられた気がする。「UFOを探すおじさんたちのスタンド・バイ・ミー!」「OK」と返してしまったからこそ始まってしまったこの企画。どうでもいいことを真剣にやる、遊ぶ、だからそのことに意味はない、とストレートに受け止めていただいたことはとてもありがたい。本当に無意味なことをやってこうやって映画として完成してしまった。こんなこと、プロデューサーとしてはダメなんだろうけども一周回って感慨深い。
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