boid社長・樋口泰人による業務日誌ときどき映画&音楽&妄想日記。今回は梅の蕾もほころび始めた2017年2月21日~28日の日記をお届けします。土居伸彰さんとの対談イヴェントのため訪れた山口での出来事や今週末から「丸の内ピカデリー爆音映画祭」で上映されている『キングコング:髑髏島の巨神』(ジョーダン・ボート=ロバーツ監督)のこと、そして2月27日に亡くなった生悦住英夫さんが経営されていたレコード店「モダーンミュージック」の思い出など。

文・写真=樋口泰人
2月も終わりになって少しは仕事の数も減っているはずだが、まったくそんな気配もなく相変わらず目一杯な気分なのは、単に疲れが尾を引いているせいなのだろうか。大体において面倒くさがりで、人との連絡はできるだけしたくない、人と会うのもつらい、約束するとそれ自体がプレッシャーになって他のことができなくなる、その挙句ぐったりしてさらに何もできなくなる、という若い頃からの体質が、さらに極端になって来たような気がする。メールが嫌いだ。電話も辛い。こちらの都合いい時だけ人に連絡を入れあとは隠れていたい。若い人や活動的な人から見たらぜーんぜん楽しくない人生を送りたい。ただただそれだけの小さな望みなのだが。
2月21日(火)
山口へ。いつものYCAMではなく、山口市の文化イヴェント(?)に招かれてのもの。ニューディアーの土居くんとの社長対談をする。山口市での起業を目指す人のために、山口にいたらなかなか出会えない職業の人や会社の経営者を招き、いったいどんな考えで会社を起こし、どんな運営をしているのか、みたいな話をするという企画らしい。わたしが勝手に解釈した企画意図なので、本来の意図とはまったくズレているかもしれない。いずれにしても、boidとニューディアーがどんなことを考えてどんなことをやっているかを話せばいいのだと言い聞かせ、あることないこと話した。その模様はすでにboidマガジンに掲載されているのでそちらにて。
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