boid社長・樋口泰人による5月21日~31日の業務日誌ときどき映画&音楽&妄想日記です。ようやく『PARKS パークス』ひと段落かと思いきや風邪をひいてしまった樋口社長。体調不良が続くなか、新しく買ったレコードたちから立ち現れてくる時間や、甲府にある廃墟とイオンから思ったこととは。

文・写真=樋口泰人
『PARKS パークス』の公開もひと段落してようやく少し落ち着くはずだった5月下旬。なんとか映画を観ようと試みたのだが、1本も見ることはできなかった。こうやって日記を書くために振り返って見ると何をやっていたのかまったく思い出せない。京都から帰って風邪をひき、ただひたすら拗らせていただけのような気がする。もうちょっとなんとかならないものか、さすがにこの生活ではこの先知れている、やはり早寝早起きをしなくてはと、30年くらいそんなことを思い続けている。できた試しがない。でも今回ばかりは少し違う。身体が何かを訴えている。まあそんなことも毎回思っているような気がする。
5月21日(日)
京都から帰りの新幹線の中でいくつか原稿を書こうとしていたのだが、見事に眠ってしまった。ふた晩連続で深夜過ぎまで酒飲みたちに付き合ったこともあったのだろうか、あるいはこれまでの疲労の蓄積か、気がつくとウトウトとしている。フワフワしている感じもある。何れにしても集中力は欠け、さらに散漫、心ここに在らず。帰宅してからも再び寝込んでしまった。
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