カーネーションの直枝政広さんがオーディオの工作や改良に奮闘する日々の中で出会った音について綴る『宇宙の柳、たましいの下着』放浪篇、連載第7回です。今回はこれまでの連載とは少し趣向を変えた内容でお届けします。「波と光の歌」と題して、夏から秋に変わりつつある今の時期にぴったりな10曲を選んで書いてくれました。
波と光の歌
文・写真=直枝政広
何も考えずにレコード棚から1枚を抜き出す意味。どこかの店でふいに流れた曲に心をもっていかれるタイミング。まるで自分そのものだと思える曲との再会。ある日それらがひとつに繋がる醍醐味。人生のような、まるでそうじゃないような。無意識にセレクトされた夏の終わりの小さなプレイリスト。

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