世界各国の音楽を発掘・収集するユニットSoi48が、微笑みの国=タイの表と裏を紹介する連載「微笑みの裏側」。4/8には『TRIP TO ISAN : 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』もついに発売となります。韓国でのDJの経験から、エキゾシズムへの対抗としてもタイ音楽をワールドミュージックの枠組みから独立させて紹介してゆくことについて書いてくれています。




文=Soi48


いよいよ4月8日にSoi48による『旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド TRIP TO ISAN』が発売。ディスク・ガイドというだけあってタイのレコード、CDがずらりと並んでいるのだが、数多くのタイの音楽関係者やアーティストのインタビュー、タイ音楽のジャンル説明も掲載。タイ、イサーンの文化を少しでも知って欲しいという思いで執筆しました。今回boidマガジンでは読者に、冷静に考えれば当たり前なのになかなか気づかない事について書きたいと思う。その事こそ『旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド TRIP TO ISAN』を読み解く、裏テーマとなるだろう。

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『TRIP TO ISAN : 旅するタイ・イサーン音楽ディスク・ガイド』





2015年韓国のアート・フェスティバルにDJとして呼ばれた。この時タイ音楽やアジアの音楽のレコードをプレイする僕らと共演したのが韓国のヒップホップDJ、 DJ Soulscapeだった。彼はアピチャッポン・ウィーラセタクンの『光の墓』にも楽曲を提供しているので、映画ファンにも馴染みがあるミュージシャンだと思う。DJ Soulscapeはトラック・メイカーでもあり、韓国のヒップホップ・シーンを盛り上げるために大箱のメジャー仕事も引き受ける大物DJだ。あまり知られていないが彼は60S~70Sの韓国のビンテージ・レコードを収集する世界屈指のコレクターでもある。このアート・フェスティバルの時はスペシャルなDJセットとして韓国の申重鉉(シン・ジュンヒョン)、サヌリムといったオリジナル盤レコードを使ってDJしていた。これらのレコードは世界中のサイケ、レアグルーブ・コレクターが欲しがる盤でインターネットで高値で取引される名盤である。

DJ Soulscape


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