boid社長・樋口泰人による6月1日~10日の業務日誌ときどき映画&音楽&妄想日記です。『PARKS パークス』上映イベントで新潟シネ・ウィンドへ音楽提供・出演もしている井手健介さんとAlfred Beach Sandalさんとともに。

文・写真=樋口泰人
新宿や梅田での『PARKS パークス』の上映が終わる。約2年半前から続いた『PARKS パークス』のドタバタも、いよいよひと段落である。もちろんこれが終わりではない。終わらないストーリーの始まりということになるだろうか。日本全国でいろんな公園が生まれるといい。この映画がその種になってくれたら。そんなことを思いながら新潟の上映に立ち会った。そこには思わぬ光景が広がっていた。今回の新潟はすでに宣伝経費予算大幅オーバーのためわたしは自費参加だったがその甲斐はあったというべきか。いいものを見た。財布は悲鳴を上げているが、悲鳴を上げてからようやく初めて新しい人生が始まるのだと、こういったことが教えてくれる。
6月1日(木)
シャーリー・バッシー『Something』。プロデュースがジョニー・ハリスということだけを確かめて、他は何も考えず買ったのだが、ちょっと前に買った同じアルバムのイギリス盤で、アメリカ版とはジャケ違いというものだった。聴き比べると、イギリス盤の方が中音域が細い。「ハートに火をつけて」の奇妙な迫力がない。しかしこの裏ジャケはまったく意味不明である。文字が読みにくいだけのブツブツ。海賊盤のような怪しさを狙ったのだろうか。何かが狂っている。そういえば、ジョニー・ハリスのアルバムのジャケットも変だった。アレンジもギリギリのところで一線を超えている。こういう人たちのおかげで、こちらは正気を保てるのだと言ったらいいか。


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