山口情報芸術センター=YCAMのシネマ担当・杉原永純さんが日々の仕事や生活、同センターの催しについて記録する連載「YCAM繁盛記」第29回です。11月末~12月頭にインドネシアのジョグジャカルタで開催されたアジア映画祭に参加してきた杉原さん。映画祭の様子やセレクションを担当した日本映画のこと、そして現地で出会ったミュージシャン・Kill the DJことマルツキさんについて紹介してくれます。

映画祭メイン会場のTAMAN BUDAYA。古き良き劇場



ジョグジャ・ネットパック・アジア映画祭


文・写真=杉原永純


 人生初の赤道またぎ。目的は、現代日本の映画監督を紹介するというミッション。11/28から12/5戻りの長期に渡ってインドネシアの古都ジョグジャカルタに滞在してました。よく聞かれるのですが、首都ジャカルタではなく、ジョグジャカルタ、通称ジョグジャです。

インドネシアでも、東南アジアはやっぱりバイク。ほとんど横断歩道はない!


 6月にタイ、ラオス、そして今回11月-12月にインドネシアに行くことになり、図らずも東南アジアに通った一年だった。きっかけは9月、芸大の時の同級生のサウンドデザイナー森永泰弘くんの結婚式で出会った、インドネシアの売れっ子映画監督イファ(IFA ISFANSYAH)からのメール。「ジョグジャで映画祭をやっていて、日本映画をプログラムしてみてもらえないか?」というリクエスト。結婚式で出会って、そのあと吉祥寺のしゃぶしゃぶを一緒に食べただけだったけど、こういう機会にお誘いがくることが素直に嬉しいし、日本にではなかなかないフットワークの軽さを感じる。

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