boid社長・樋口泰人による業務日誌ときどき映画&音楽&妄想日記。今回は引き続き原稿書きに追われる中で今後のイヴェントなどの企みのために新たな場所や空間を下見して回った7月21日~31日の日記をお届けします。新宿中央公園での野外上映や映画『鉱 ARAGANE』(小田香監督)のことも。

文・写真=樋口泰人
調子に乗っていろんなことを引き受けすぎた。気力体力の衰えとともにそれまでできたことができなくなっていることはあまりに明白で実感してもいるのだが、それでもついできると思ってしまうのは、次のステップに行くことへの恐れのようなものかもしれないと思う。あるいは恐れている心を「もうできないのだから次に行くしかない」と最後の決断をさせるための外堀埋めのようなものなのかもしれない。うまく乗り切らないと本当に取り返しのつかないことになる。
7月21日(金)
9月末に某ビルの屋上で行う予定のイヴェントのためのミーティングと屋上の下見。何とか実現はさせたいが、そのための負担は大きい。今のboidの状況とわたしの気力体力では、到底できそうにない。しかし事態はじわじわと進行している。決断が付かない。もちろんそれでも屋上は気持ちいいわけだから決断はさらに鈍る。

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