山口情報芸術センター=YCAMのシネマ担当・杉原永純さんが日々の仕事や山口での生活について記録する「YCAM繁盛記」第26回は、先月末に行われたYCAM爆音映画祭2016について。boid社長・樋口による「YCAM偽繁盛記」でも途中経過をお伝えしましたが、無事閉幕した今、動員数も何と去年の約2.5倍を記録したという今回のYCAM爆音のプログラムや運営について改めて振りかえります。そして同映画祭のオープニングを飾ったYCAM制作の映画『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』(柴田剛監督)が9月10日(土)、17日(土)にぴあフィルムフェスティバルで東京初上映されますので、ぜひご覧ください。

『ギ・あいうえおス 他山の石を以って己の玉を磨くべし』山口爆音お披露目。
YCAM爆音は、スクリーンの裏から覗くことができる(スタッフオンリー)



YCAM爆音映画祭2016総括/映画プログラムの「脱力」


文=杉原永純


 書いていくとキリがないくらい8月はイベントづくしだった。いまだに全身の疲労が抜けきらないまま、9/24公開の空族新作インスタレーション展制作+「バンコクナイツ・トリビュート・ライブ」に突入している。9月末までの辛抱と思いつつ、11月12月とそれなりに大きなイベントが控えているので、白目で仕事してます。
 YCAM爆音映画祭は、開催中樋口さんに「YCAM偽繁盛記」としても書いてもらい、さらに書き加えるのはしつこいようだが、しかし。11プログラム上映、で1500弱の動員。昨年度比2.5倍。目標は1000人の動員だった。ここまでお客さんが来てくれるとは想定していなかった。
 山口で開催されているワイルドバンチ・フェスでのYCAM爆音出張:ビックフォードVS七尾旅人の野外爆音ライブ上映も、まった未知のアウェイ感あふれる環境でありながら、七尾旅人さんの圧巻のパフォーマンス! この機会を作ってくれた、夢番地さん、ブルース・ビックフォードを日本に紹介してくださったニューディアー土居さん、そして七尾旅人さんに深謝。ワイルドバンチからYCAMに流れてくれたお客さんも多く、少なからず響いてくれたんだということが嬉しい。
 このワイルドバンチ出張も含めれば、山口で爆音に触れた動員数は昨年比5倍ぐらいになるのか。大きく爆音映画祭とYCAMが外に花開いた2016年の夏だった。

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